最初に知ってほしい事
世間では、未だにHSPとうつ病を同じような扱いだと考えている人もいますが、これは大きな間違いです。
特に大きな違いとして、HSPは精神病の名前ではなく、感覚や感情に対して非常に敏感であるという気質なのです。
つまり、病気ではなく気質なので、治療という概念はありません。
個人的に言えば、治療するのではなく特殊な能力だと考えているので、「無くすという考えは勿体ない!」と思います。
うつ病とは

うつ病とは、持続的な悲しみや無気力感を感じ、感情の喪失、食欲や体重の変動、睡眠の問題、集中力の低下、自尊心の喪失、罪悪感、疲労感、絶望感とする精神障害です。

うつ病は増加傾向にあるんですよ…
こちらは実際に治療が必要な病気となり…というか、早急に治療が必要です。
ただし、末期になると本人は直すという感覚より、「無駄な事はせず早く亡くなりたい」と考える事が多くなりますので、本人の意思による通院すら難しくなってしまいます。
なぜHSPとうつ病が同じと思われているのか?
世間の認識では、「HSP=精神的に弱い」という間違った認識が広まってしまっているのが原因だと思います。
これは、とても残念な認識であり、HSPは合う環境に行く事で、素晴らしい能力を発揮できる人材なのです。

本当の能力は高い

HSPを詳しく知ると、とても能力は高い事が解ります。
こちらに、よく言われているHSPの特徴と活かす方法をまとめてみました。
特徴 | 活かせる方法 |
---|---|
感受性が強い | クリエイティブな仕事に取り組む能力が高い |
環境の変化に敏感 | いつもとの違いを感じ取れる |
他人の感情を察知しやすい | 相手の考えやその場の空気を常に感じ取れる |
細かい事が気になる | 細部まで気を配ることが出来る |
深く考える | いつの事に対して深い思考を要することが出来る |
一人の時間を好む | 仕事のプランを考え行動する事が出来る |
感覚が鋭い | 物事を本能的に捉え早く対応が考えられる |
上記の内容だけでも多くの特徴を持っていますが、これ以外にも個人の気質により一般的な人よりも多くの能力を持っています。
何故このような特性があるのか
そもそも狩猟時代から考えると周囲の変化や獲物の痕跡に気が付ける人のが生存率が高いので、ある意味では進化だとも考えています。
また、この特性がある人と無い人とでは、危険察知能力が違うと思うので、生存率も変わってきますよね。
人類の生存には一定確立で必要な能力だと思います。
HSPの問題点

HSPに関しては、繊細な感情を持っている事で、多くの問題も出てきます。

これらの多くの悩みの裏側には、HSPさんの能力との密接な関係があります。
例えば、日常的な刺激への過敏反応では、感受性が高い事で周囲の変化を感じ取り過ぎてしまう事が原因です。
また複合的な内容として、人間関係の困難では、感受性の高さと相手に対しての共感力や、相手の行動に対しての深い思考力が反芻という形で行われ、思考の迷路に入っている場合も考えられます。
問題点から考えるうつ病との関係
上記の問題点から考えると、察しの良い方なら分かるとは思いますが、悪い感情が溜まってしまいやすく、一般的な方より多くの悩みをかかえやすく、脳が多くのタスクを持ち過ぎています。
つまり、最悪の想定や他者の感情の考慮などで疲れやすい為、しっかり休めないと集中力の低下に繋がり、ミスを犯す事で自尊心の喪失や助けたいと考えていた人に対しての罪悪感が出てしまい、絶望感から来る無気力感を感じ、感情の喪失などに繋がる為、うつになりやすいのだと思います。
HSPがうつにならないようにする為の注意点
HSPが注意すべき内容は、何よりも無理にでも休憩をする事です。
その上で、自分の限界を決めて助ける事や書ける時間を決めて行動し、人間関係に注意し関わる人を選ぶ事でしょう。
その上で、休憩時間のリラックス方法を考える事と、適度な運動を行う事をお勧めします。
・休憩時間には仕事場から離れ、静かな場所で好きな飲み物を飲む
・朝は忙しいので、帰りだけは一駅歩いたり、帰宅後に散歩をする
このように生活の一部に合わせて行う事で時間的にもあまり無理なく行えると思います。
まとめ
HSPとは精神疾患ではないのですが、繊細で物事への感度が高い為、疲れやすく神経が持たなくなりやすい為、良くない人とのかかわりによって疲弊し、うつになってしまう可能性があります。
付き合う人をしっかり選び、助けれる範囲を決めて、しっかり休む事で改善する可能性がある為、今この記事を読んだタイミングがいい機会と考えて、一度考えてみてはいかがでしょうか?
今日があなたにとっていいきっかけになる事を願っています。
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