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HSPなのに刺激好き?HSS型HSPの特徴と活かし方を徹底解説

HSPなのに刺激好き?HSS型HSPの特徴と活かし方を徹底解説


HSS型HSPとは?|HSPの4タイプのひとつ

エレイン・アーロン博士が提唱するHSP(Highly Sensitive Person)には、以下のような4タイプがあります:

  • HSP(繊細な内向型)
  • HSS型HSP(刺激追求型)★この記事の主題
  • HSE(外向的HSP)
  • HSS型HSE(刺激追求型×外向型)

本記事では、この中でも特に”HSS型HSP”にフォーカスし、特徴や対処法、向いている活動を解説します。

繊細さんの4気質

HSS型HSPの特徴とは?


HSS(ハイセンセーションシーキング)は、刺激を求める気質であり、「高感度な刺激追求者」と訳されることもある気質です。

本来であれば繊細さんの特徴である繊細さが優先されるのですが、HSS型の気質を持つHSPは刺激を求める気質も持ち合わせる為、とても矛盾した感覚の中で生きていると言われています。

誰かと接する事は好きなんだけど、凄く疲れてしまうといった感じになるんだよね。

HSSは、冒険心が強く、好奇心旺盛な性格を持っています。しかし、同時にHSP(ハイリーセンシティブパーソン)の特徴も併せ持つため、矛盾した特性が混在しています。

武田友紀さんの著書では、『アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態』と言われており、とてもコントロールが難しい気質となります。

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実際にはどれくらいいるの?


心理学者であるエレイン・アーロン博士の研究によると、HSPの人口割合は15~20%とされており、その中でもHSS気質の割合は約20%程ではないかと言われています。

繊細さんの人口分布

これを仮に日本の人口で計算してみると、2025年1月の日本の総人口は1億2359万人とされているため、

HSP気質を持つ人の割合:1億2359万人×0.2=2471万8千人
HSS型の気質を持つ人の割合:2471万8千人×0.2=494,360人

つまり、1億2359万人中の約49.4万人となります。

それでも意外といるんだね


HSSを持つHSPの特徴


私自身がHSS型HSEであり、その特徴については今まで多くの悩みにぶつかってきましたが、実感できる事は「心境が複雑になりやすく、常に思考との格闘中」といった感覚があります。

行動はしたいけど、不安も大きくて悩んでしまうんだ。

  1. 冒険心とリスクテイク
    • 新しいことに挑戦するのが好きで、リスクを厭わないが不安もある。
    • 旅行や新しい趣味に積極的に参加する。
  2. 社交性と内向性の矛盾
    • 人と接するのが好きだが、すぐに疲れてしまう。
    • 社交的な場面では元気になるが、その後には休息が必要。
  3. 新しい情報や知識に対する好奇心
    • 学習欲が旺盛で、新しいことを学ぶことに喜びを感じる。
    • 多趣味で、次から次へと新しいことに興味を持つ。
  4. 刺激に対する過剰反応
    • 強い刺激を求める一方で、刺激が過剰になると疲労感を感じる。
    • 刺激的な状況で興奮するが、その後にクールダウンが必要。


なぜ相反する気質を持つのか?


心理学的にはまだ明確な答えはありませんが、一説としては「防衛本能」として進化したのではないか、とも考えられます。

「弱さを隠すために刺激を求める行動をとる」など、自らの繊細さをカバーするための戦略的行動と捉えることもできます。

だからこそHSS型は「隠れ繊細さん」とも言われるのかもね。

HSSを持つHSPが抱える課題


HSS型の気質を持つ人にとって、最も大きな問題が気質の矛盾による葛藤になります。この気質では、新しい事に対して興味があるのですが、自分の中にある繊細さんの気質がブレーキを掛ける事により心が不安定になるのです。

その他にもどんなことで矛盾を感じるの?

対処法 具体的な方法
バランスを取る ・刺激の後は必ず休息を入れる
・スケジュールに「余白」をつくる
自己理解を深める ・ジャーナリングで感情を言語化
・過去の失敗と成功の共通点を見つける
環境の選択 ・静かなカフェ vs 活気ある街中など、気分に応じて選ぶ
・刺激と安心のバランスを意識する

HSSを持つHSPのための対策


HSS気質のような繊細で外交的といった特徴がある方への対処法としては、いろいろな対処法があります。

何か行動を起こす前にいざという時に備えて対処法を考えておきましょう。

  1. バランスを取る
    • 新しい体験をする際には、休息の時間も計画に入れる。
    • 無理をせず、自分のペースを大切にする。
  2. 自己理解を深める
    • 自分の感受性と刺激への欲求を理解し、最大リスクと最大利益を考えてから動く。
    • 感情の浮き沈みを思い出して、過去の経験をから客観的に思考し、自分の限界ラインを考慮する。
  3. 環境の選択
    • 静かな環境と刺激的な環境を交互に選ぶことで、心のバランスを保つ。
    • 自分に合った環境を意識的に選び、心地よく過ごせる空間を作る。

その他にも行う内容に合わせて、
自分の時間を取れるように考えてみよう。


HSSを持つHSPの強み


HSSという特性を持つことで、新しい事を取り込む力が強い為、最新の技術やガジェットに対して抵抗なく受け入れる事ができる為、社会の変化や技術を柔軟に受け入れ、対応して行く事ができます。

その他にはどんな強みがあるの?

  • 創造性
    • 多くの情報や刺激を処理する能力があり、個々の情報を結び付け新たな物を産み出す事ができる。
    • 深い思考性を利用し独創的なデザインを産み出す事ができる。
  • 柔軟性
    • 行動派と慎重派の両面を持つことで、両方に意見を理解し柔軟に対応できる。
    • 多様な経験から得た知識を活かし、問題解決に役立てることができる。

HSSの気質を活かせる活動


HSS(ハイセンセーションシーキング)気質を持つ人々は、刺激や新しい経験を求める特性があるため、次のような活動が得意です。

  • アウトドアアクティビティ
    冒険的なスポーツなどを好み、スキューバダイビングやロッククライミングなど、自分自身が興味を持った活動は,、すぐに取り込む事ができます。
  • クリエイティブな活動
    絵画や音楽、パフォーマンスなど、創造力を発揮できる場を楽しみます。また、この活動は自分で行うだけでなく、鑑賞する事にも興味があります。
  • 知的活動
    複雑な問題を解決することや新しいことを学び続けることに興味を持ち、その好奇心から学んだ知識を使い、他者を助ける事で喜びを感じる事ができます。
  • 社会的活動
    ネットワーキングやボランティア活動に積極的に参加し、多様な人々との交流を楽しむ傾向があります。特にHSE気質の人は他者と交流する事で活力を閲るタイプの人もいます。

これらの活動を通して非日常を体感し、日頃のストレスを発散する事で心を満たす事ができます。


まとめ


HSSを持つHSPの方々は、そのユニークな気質を理解し活かすことで、より自分らしく充実した人生を送ることができます。

自分の特性を理解し、うまく活用することで、HSSの持つポジティブな面を引き出し、自分自身を成長させていくことができるでしょう。

この記事を通じて、HSSを持つHSPの方々が自分の気質を理解し、より自分らしい生き方を見つけるための手助けになれば幸いです。

次回は、具体的な方法や日常生活での活かし方について詳しく紹介していきますので、ぜひお楽しみにしてください!


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