この記事を読んでいるあなたは、いつも多くの出来事と対面し、疲れていませんか?
ここでは、繊細だけど、いつも頑張ってしまうHSP気質の方や、繊細さんかもしれない方の為にも、疲れてる時のサインや克服方法を解説したいと思います。
日常生活や仕事、対人関係において、敏感さが強みになる一方で、ストレスや疲労を感じやすいのも事実です。この記事では、HSP特有の疲れ方とその克服法について詳しく解説します。
HSP特有の疲れ方
感覚的な疲れ
HSPの方は、光、音、匂い、人混みなどの外部刺激に対して非常に敏感です。
今までのセミナーで参加者にアンケートを取った際に毎回上位に入ってくるのが音に関するストレスです。
人によっては、時計の秒針の音がダメだが、大きな音楽の音は全く問題が無いなどの個人差もありますが、周囲の騒音で集中出来なかったり、仕事中の他人の会話が気になるなど、音に関連しパフォーマンスが下がっている事も問題だと感じています。
対策として
対策としては、マイク付きのイヤホンをして電話対応用という形で、仕事中に使用するとか、寝室の時計をデジタルに変え気になる秒針音を無くすなど、いろいろな方法が出ていました。
情報過負荷による疲れ
多くのタスクが重なる場合、HSPにとっては大きなストレスになり、焦る気持ちからミスを犯す事があり、それがまたストレスになります。
(私はこれで病みました・・・)
特に、仕事や勉強で複数のタスクをこなすときに、過度なストレスを感じることが多いです。
対策として
まずは、出勤前に今日一日のタスクの順番を考えましょう。
その際のポイントは量ではなく優先度(締め切りの時間が早い物)が高い物からなるべく行います。
その上で、新たなタスクが出てきた場合は、現在のタスクの中での優先度を比較して行いましょう。
共感する事による疲れ
HSPの方は他人の感情に敏感で、他人の痛みや悲しみを自分のことのように感じることがあります。
この共感能力は素晴らしい特性ですが、同時に精神的な疲労を引き起こします。
対策として
多くの場合は、友人や同僚の愚痴などが原因の場合が多い為、出来るだけ愚痴を言う人とは距離を置きましょう。
基本的に愚痴に賛同してしまっても、あなたに対してのプラスになる事はあまりありません。
もし賛同してしまうと、今度は愚痴を言っていた方から、更に他の方の話す際にあなたも賛同していたと広げられ、人間歓迎の波に巻き込まれる可能性が高くなってしまいます。(これが一番疲れるかも・・・)
深い思考(人間関係)による疲労
HSPの方は、物事を深く考えすぎる傾向があります。
日常的な出来事や人間関係について深く思い悩むことで、精神的なエネルギーを大量に消費してしまいます。
また、多くの繊細さんが最も疲れを感じる問題が人間関係なんです。
これは一般の方にも悩んでいる方が多く、離職者の大半が人間関係での退職となっています。
対策として
最も効果的な方法は、嫌いな人と接しない事です・・・
って、それが出来れば苦労しないどすよね。
その為の対策としては、気の合わない方とは業務上必要な会話以外は行わない、
ビジネスライクな感じがベストです。
どうしても、関係性を維持しなければならない場合は、仕事中はビジネスライクにし、相手が休憩時間の時に仕事と関係ない会話を話してみる事と、内容はなるべくオープンクエスチョン(回答がはい・いいえ で回答できないもの 質問など)にし、会話の中から好きな事などを引き出す事がお勧めです。
その他の対策として
リラクゼーション法の実践
ヨガや瞑想、深呼吸などのリラクゼーション法を取り入れることで、心身のリラックスを促進します。
私のお勧めは、4・7・8呼吸法です。
毎日のルーティンにリラクゼーションの時間を設けることで、疲労回復に役立ちます。
趣味や興味を持つ活動に没頭する
自分が楽しめる趣味や興味を持つ活動を取り入れることで、ストレス発散とリフレッシュができます。
アート、音楽、読書など、自分の心を豊かにする活動に時間を使いましょう。
専門家のサポートを活用する
必要に応じて、心理カウンセラーやセラピストのサポートを受けることも検討してください。
専門家との対話を通じて、自分の感情やストレスを整理し、効果的な対処法を見つける手助けになります。
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HSP特有の疲れのサイン
過度な感情反応
- 普段は気にならないことに対して過剰に反応する事があります。
何気なく言われた相手の一言が気になって夜なかなか寝れないなど。 - 些細なことで涙が出たり、イライラしたりする。
この症状が出た場合は要注意です。後の人間関係にも影響が出る可能性もありますし、本人には大きなストレスがかかっています。
集中力の低下
- 簡単なタスクでも集中できなくなります。
私自身も取引先へのメールにタイプミスがあったりしましたねぇ - 注意力散漫になり、ミスが増える。
ちょっとしたミスにより取り返しのつかない怪我を負う可能性もあるので、一度落ち着きましょう。
身体的な症状
- 頭痛や肩こり、胃の不調などが頻繁に起こり、その事自体がストレスとなる。
- 不眠や過眠の傾向が出る方もいます。
この場合は無理にでも寝る時間を確保し脳を休めましょう。
睡眠不足は多くの悪い症状を引き起こします。
社会的な引きこもり
- 電話やメールの返信が遅くなり、予定時間が来てもなかなか動き出すことが出来ない。
- 人と会うのが億劫になり、外出を避けるようになる事もサインの一つです。
人は外部の刺激を受けて生きています。自分一人になると脳自体も老化が始まってしまうので、SNS上でもいいので会話を行うようにしましょう。
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疲労感や倦怠感
- 休んでも疲れが抜けない感じが続き、ひどい場合はベッドから起きれなくなり、休日をベッドの中で過ごしてしまう。
- 何をしても疲れが取れず、常にだるいと感じる場合は要注意です。
ただの歳の問題ならいいのですが、気分が乗らない事が多くなり何もしたくなくなる場合は、注意が必要です。
一度専門家や病院で見てもらう事をお勧めします。
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ネガティブ思考の増加
- 繊細さんは思考回数が多く、その中で不安が増えてしまう事で、自己否定が増えてしまい自信を失う。
- 物事の悪い面ばかりに目が行き、なかなか抜け出せなくなり、世の中のすべてが人事れないと感じてしまう。
この様な症状が出てきた場合は、既にかなり悪化しているサインです。
私の体験からしても、ここまで来た場合は最後の防衛ラインと考えていいと思います。
早急に休んで、好きな事だけすることと、日頃の生活リズムを見直し、しっかりと睡眠時間を取る事を目標にしましょう。
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まとめ
HSPの方々は、その繊細な感受性が強みである一方、独特の疲れ方をすることがあります。しかし、自分自身を理解し、適切な対処法を見つけることで、日常生活をより快適に過ごすことができます。
自分のペースを尊重し、刺激を減らす環境を整え、リラクゼーションや趣味に没頭することで、HSPの特有の疲労を克服し、充実した生活を送ることができるでしょう。
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