🍀この記事で分かること🍀
- 部下の様子がおかしいと感じたときの、やってはいけない声かけ3つ
- そのまま使える声かけ例文(状況別6パターン)
- 声をかけた後、何をすればいいか
「なんて声をかけよう」で固まってしまう瞬間
部下の元気がない。
ぼーっとしている状態をよく見かける。
そんな部下を見てはいたけど、なんと声を掛けていいのか分からない・・・
そんな経験はありませんか。
こんにちは。製造業で安全衛生担当者・衛生管理者・EMS内部監査員として働きながら、心理カウンセラーとして副業をしているfunaです。
「製造現場の実務」と「メンタルヘルス専門家」、両方の立場から、管理職の方が部下への声かけに迷わないようお手伝いしています。
この記事では、そのまま使える声かけ例文と、逆効果になりやすいNGフレーズを、現場でよくあるシーン別にまとめました。
まず知ってほしい、声かけの大原則
具体例に入る前に、1つだけ押さえてほしいことがあります。
声かけのゴールは「原因を聞き出すこと」ではなく、「気にかけていると伝わること」です。
管理職はつい「何が原因?」「いつから?」と聞き出そうとしがちですが、これは相手を尋問しているように感じさせてしまいます。まずは「見ているよ」というサインを送る、それだけで十分です。
特に現代の若年層には、上から目線の相手と距離を置きたがる人が多くいます。
今までご相談を受けた相手の方や、私自身が体感した結果として、最も効果的な接し方は、「友人として接する」ぐらいの距離感が効果的でした。
やってしまいがちなNG例文 3つ

NG①「気合いが足りないんじゃないか?」
精神論は、不調の原因がその人の努力不足ではない場合、大きなダメージになります。本人はすでに十分頑張っていることがほとんどです。
「今時そんな人はいないよ~」
と思うかもしれませんが、男社会の中では、未だに『気合』が合言葉になっている企業もあります。
あなたの企業は大丈夫ですか?
NG②「何かあったら、いつでも相談してね」
一見優しい言葉ですが、これは相手に「行動」を丸投げしている状態です。
不調を感じている人ほど、自分から相談する気力を失っています。
声をかけるのは、あなたの側からで構いません。
その際にも、本題から入るのではなく、世間話から入るようにしてください。
相手が心を開くためのきっかけが重要です。
NG③「大丈夫?」(それだけで終わる)
「大丈夫?」は便利な言葉ですが、「大丈夫です」の一言で会話が終わってしまいやすい質問でもあります。
会話が短い場合、部下からは「とりあえず声掛けしただけか?」と感じ取られてしまいます。
「自分のペースで大丈夫だからね」などの続きの一言をセットにすることが大切です。
そのまま使える声かけ例文
状況別6パターン

① 最近、元気がなさそうに見えるとき
「最近、ちょっと疲れてるように見えるけど、無理してない?」
「大丈夫?」ではなく、具体的に見えていることを伝えるのがポイントです。
「見てくれている」という安心感につながります。
声を掛ける際には少し声のトーンを上げるのがポイントです。
相手からすれば、上司からの声掛けは『威圧感』を感じてしまう場合があります。
できるだけ対等な関係での会話の方が結果的に成果を得やすくなります。
② ミスや遅刻が増えてきたとき
「〇〇さん、最近ちょっとペースが乱れてる気がするけど、ちゃんと寝れている?」
事実(ペースの変化)だけを伝え、その後にフランクな会話を入れる事がポイントです。
更に話せそうな相手の場合は、
「実は昨晩、SNSを見過ぎてちょっと眠いんだよね~」
などと、相手の立ち位置に近い言葉を入れる事が重要です。
③ 表情が硬い・口数が減ったとき
「最近あまり話さないけど、体調とか大丈夫?無理に話さなくていいからね」
「話さなくていい」と伝えることで、逆にプレッシャーを下げる声かけです。
更に、上級テクニックとして、すれ違いざまや、目があった時などに👍(ハンドサイン)だけを送る事で、会話しなくても意思疎通が簡単に出来ます。
この方法は、私自身が実際によく使用する方法で、短い時間で大きな効果を得られた実績があるので、おススメです。
④ 休みが増えてきたとき
「最近休んだ間に溜まった仕事で、何か手伝えることある?」
「なぜ休むのか」ではなく「何を手伝えるか」を聞くことで、責めるニュアンスを避けられます。
特にメンタル不調の人にとって、[休む=迷惑をかけたかも・・・]と不安に思っている人がいます。
そのため、出来るだけ休む事は普通の事といった空気を出す事が重要です。
あなたのその行動が、チーム全体に広がる事で、安心感が生まれ、チーム内の空気が改善されます。
⑤ 本人から不調を打ち明けられたとき
「話してくれてありがとう。まずはゆっくり聞かせてもらっていい?」
打ち明けてくれたことへの感謝を、最初に伝えることが重要です。
メンタル不調の相手にとって、あなたに打ち明けるといった行動は、とても勇気がいる事です。
あなたは頼れる人であると共に、これからの対応次第では、チームの士気を上げるチャンスにもなります。
まずは、相手の気持ちを受け止めてから進めましょう。
⑥ 何を言えばいいか分からないとき(最終手段)
「ちょっと休憩しない?」
正直に「言葉が見つからない」時こそまずは『休憩』といった言葉で相手の心を開きましょう。
ここからは、仕事以外で起きたちょっとした失敗談や、旅行の話など、相手が話に入りやすい内容で話しかけてください。
ここで重要なのは、今の状況を知るのではなく、話しやすい人といった印象を与える事に重点を置きましょう。
もしかすると、近いうちに⑤のように本人から打ち明けてくれる日が来るかもしれません。
声をかけたあと、何をすればいいか
声かけができても、その後の対応で悩む管理職は多いです。
- 面談の内容は、どこまで記録すればいいのか
- 産業医につなぐタイミングは、いつなのか
- 一度話を聞いたあと、どう見守ればいいのか
これらは実際にあった「声かけ」の先に管理職の悩みです。
ここでつまずいてしまうと、せっかくの声かけが一度きりで終わってしまいます。
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まとめ
声かけに「完璧な正解」はありません。ですが、「見ているよ」というサインを送ること、そして責めるニュアンスを避けることの2つを意識するだけで、伝わり方は大きく変わります。
今日紹介した例文を、まずは1つだけでも使ってみてください。
FUNA 製造業専門・心理カウンセラー/衛生管理者・EMS内部監査員 MENTAL WELLNESS LAB(メンタルウェルネス・ラボ)

