「なんだか不安で落ち着かない…」
「人の機嫌や空気に振り回されて、すぐに疲れてしまう…」
こんな気持ち、HSP(繊細さん)なら一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
じつは、私もHSS型HSEなので、
日常的にこの様な感覚に振り回されています。
周囲の人の話し声…上司からのちょっとした言葉…部屋の雑音…
そのひとつひとつが、まるで地味なストレスの洪水みたいにのしかかってきて、知らないうちに心がぐったりしてしまうことがあります。
しかし、そんな生活を何年も続けて聞く事で、「あ、自分なりに安心できる方法ってあるんだ」ときずく事ができました。
今回は、そんな私が見つけた「HSPの私が安心感を得るための方法」を、いくつか紹介してみたいと思います。
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「集中できる時間」をつくることで、心が整う
HSP関連の本などではよく「静かな時間をつくりましょう」と書かれていますよね。
でも、私自身は“静かすぎる時間”が、むしろ苦手なんです。
というのも、静かな環境にいると、思考がどんどん回ってしまって逆に落ち着かなくなってしまうんですよね。
「今日のあの発言、まずかったかな…」「このままで大丈夫なんだろうか…」と、頭の中がぐるぐるしてしまう。
この傾向は、特に思考型・内向深掘り型のHSPさんに多く見られるようです。
そこで見つけた方法が「集中できる時間」をつくることになります。
たとえば、朝のコーヒータイムに好きな音楽を流しながら、1つの作業に集中する。読書・軽い運動・ゲームでもOK。
「考える」ではなく「感じる・集中する」ことが、安心感につながると感じています。
ちなみに私の場合は、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンで、カフェ風BGMを流しながらこの記事を書いています。
周囲の雑音を消しつつ、自分だけの“集中空間”をつくることで、自然と心が整っていく感覚があります。
自分に合った「集中の形」を見つけることが、HSPにとっての安心感につながることもあるんだなと、実感しています。
小さな「ルーティン」をつくって、自分を落ち着かせる
HSPの人にとって、「何が起こるかわからない状態」は、とても強いストレスになりますよね。
私自身、転職したばかりの頃は、すべてが不明な状態で毎日クタクタでした。
特にしんどかったのが、「ちゃんと説明されていないのに、いきなり仕事を丸投げされる」といった場面。
相手に悪気がないのは分かっていても、情報が整理されていないまま仕事を始めるのは、不安から来る消耗が大きかったです。
そんなときに、自分を落ち着かせるために取り入れたのが、小さなルーティンでした。
たとえば、こんな感じです
- タスクの切り替え前には、目を閉じて深呼吸をする
- 気分が落ち込んだ時には、お気に入りの音楽を聴く
- 朝の支度は毎日同じ順番・同じ動きにして、試行錯誤の負担を減らす
どれもすごくシンプルなことなんですが、自分のペースを守るガイドのような役割をしてくれるんです。
「これをしたら、自然と動き出せる」
そんなスイッチを持っているだけで、予測できない日常の中でも、気持ちが安定しやすくなりました。
安心感と自己肯定感を上げるには?
「安心感が欲しい」「自己肯定感を上げたい」
と考えるのは人間だれしもあると思いますが、HSPにとってはとても重要な意味を持ちます。
HSPは、他人の感情や周囲の空気に左右されてしまうのですが、これは周囲の環境変化に流されやすい傾向があると言えます。
その変化の多い事で、安心感あまり感じられなくなり、自分の思考と違った事をしてしまい、自己肯定感が下がってしまう事が良くあります。

自己肯定感の低下は、HSPの気力やHPを大きく下げてしまい、動けなくなってしまいます。
だからこそ、「他人ではなく、自分自身の行動で安心感をつくる」ことが、とても大切になります。
👍小さな成功を重ねる
落ち込んでいるときは、何をしても自信が持てなくなったり、
「どうせ自分なんて…」と自己否定に引っ張られてしまいやすいものです。
でも実は、そんなときほど“ごく小さな成功体験”を重ねることが、心の回復にとても効果的なんです。
- 朝起きれた。
- いつもより3分早く準備ができた。
- いつもより家事が早くできた。
こうした小さな行動を「よくやったね」と自分で認めてあげることで、
安心感と自己肯定感は、少しずつ回復していきます。
「今日は、昨日よりちょっとだけ前に進めた」
その実感が、心のエネルギーになりますよ。
💖出来た事を褒めよう
小さな行動ができたとき、あなたは自分にどんな言葉をかけていますか?
HSP気質の方や繊細な心を持つ人ほど、
「まだこれしかできてない…」「もっと頑張らなきゃ」と、“できたこと”より“足りない部分”に目を向けがちです。
でも本当に大切なのは、「できた」自分にちゃんと気づき、褒めてあげることなんです。
- 「よし!今日はちゃんと起きられた。」
- 「ちゃんと朝ご飯を食べた、それだけでも十分。」
- 「自分から挨拶できた。声出せた自分えらい!」
たった一言でもいいんです。
あなたがあなたを認めてあげることが、安心感と自己肯定感の土台になります。
🖋夜寝る前に「達成できたこと」を書き出す
落ち込みやすいときほど、頭の中は反省や後悔でいっぱいになりがちです。
でも、そんなときこそ 一日の終わりに「できたことだけ」を振り返る時間 を持ってみてください。
特に効果が高いおすすめの方法としては、寝る前にジャーナリングを行ったついでに、今日できた事、良かった事を書き出す方法です。
ポイントは夜寝る前に良かった事を書き出す事で、感情が軽くなり、寝つく際にスムーズに入眠しやすくなるといった効果があります。
これ、本当におすすめで、私の場合は夜寝る前に無音になった時に、頭の中でいきなり大規模ミーティングが始まり、不安な事を考えてしまうと、寝れなくなってしまう事がありましたが、この良かった事を書き出す事で、寝る時に安心できる日が増えました。
ちなみに、実際に私の書き方はこんな感じです👇
今日の “できたこと” メモ
今日できたことや、嬉しかったこと
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2 | __________________________ |
3 | __________________________ |
この書き方にこだわらず、
あなたが続けやすい書き方にアレンジしてくださいね。
🌿 この記事のまとめ
「一度落ち込むと止まらない…」
そんな自分を責めたり否定したくなったとき、覚えていてほしいのは、あなたの感じやすさや繊細さは“弱さ”ではなく、[才能]であるということ。
落ち込みから抜け出すために大切なのは、自分を無理に励ますことではなく、
「自分の気持ちをちゃんと受け止めて、少しずつ整えていくこと」です。
この記事を目にとめた今日をきっかけに「落ち込みっぱなしの自分」から、「落ち込んでも回復できる自分」へと変わっていきましょう。
💌 最後に
私自身、落ち込むたびに「もうだめだ」と感じていた時期がありました。
でも今は、「落ち込んでもいい」「戻る事はできる!」と思えるようになりました。
この記事が、同じような気持ちで悩むあなたの、
小さな光やヒントになりますように。