「面接って、結局印象勝負だな。」
これ、私が面接官をしていた頃に、何度も感じたことです。
どんなに経歴やスキルが似ていても、
印象に残る人は不思議と会議の場でも話題に上がりやすく、最終的に合格していることが多いんです。
逆に、完璧な受け答えをしても「印象に残らない人」は、記憶からスッと消えてしまう...少し切ない話ですが、これが現実です。
でも安心してください。
「印象に残る人」になるのに、特別な才能は必要ありません。
ちょっとした工夫で、誰でも面接官の記憶に残ることができるんです。
この記事では、私自身が100社以上の面接を経験し、
さらに面接官として多くの応募者を見てきた経験から、
他人と差が付く「印象に残る面接のコツ」を紹介します。
なぜ「印象に残ること」が採用を左右するのか?
面接では、スキルや経歴はもちろん大切です。
ですが、最終的な合否を分けるのは、「どれだけ印象に残ったか」という部分なんです。
実際に面接官として参加していた時も、
最終選考で話題に上がるのは「能力の差」よりも、
「ちょっとフランクで話しやすかった〇〇さん」
「あの、目がキリッとしてて印象的な人、良かったよね」
といった感覚的な印象が中心でした。
人の記憶は、数字や肩書よりも感情と結びついた体験の方が強く残ります。
だからこそ、面接では「どんなインパクトを与えるか?」が勝負。
いわば、芸人さんがTV番組で「爪痕を残す」ようなものなんです。
実際に印象に残った選考者
ここは私個人の経験になりますが、実際に面接を担当した際に印象に残った相手がどんな人だったかをご紹介します。
このようなアプローチは、多くの面接を見てきたベテラン面接官でも数人しか経験がないほど珍しい方法です。
ですが、確実に面接官の印象に残り、選考を有利に進められた事例が実際に存在します。
社会変化に柔軟な企業こそ効果的
かつての面接対策は「礼儀」「回答の型」が重視されていましたが、
今は社会全体が変化し、柔軟な発想や自ら動ける人材が求められる時代です。
そのため、進化を続ける企業ほど、
「他人とは違うアプローチで印象を残せる人」を高く評価しています。
逆に、考え方が古く、変化に対応できない企業に入っても、
その企業自体が時代の波に押し流されてしまう可能性があります。
私自身、これまでの転職経験で感じたのは、
柔軟に変化できる企業ほど口コミ評価も高く、定着率も良いということです。
時代に合わせた戦略を取ることで、あなた自身のキャリアも確実に前進します。
面接官の記憶に残す!自己分析シート戦略とは?

多くの人が面接対策というと、「想定質問の練習」や「企業研究」に力を入れます。
もちろん、それも大切なことですが...
面接官の印象に残るのは、話す内容よりも見せる工夫です。
そこで私が特におすすめしたいのが、
自己分析シートを面接時に渡す方法です。
この方法は、私自身の転職活動で実際に編み出した作戦であり、「この企業こそ!」と思った企業では必ず行い、選考通過率は約40%程になります。
ちなみに、先程の[実際に印象に残った選考者]で登場した「自己分析をまとめた資料を手渡してくれた人」は私です😄
なぜ自己分析シートが効果的なのか?
面接官は1日に何人もの応募者と会います。
正直、数時間経てば「誰がどんな話をしたか」まで覚えていないことも多いです。
(求職者の方、ごめんなさい🙇♂️)
そんな中で、
「この方、面接後に手渡してくれた自己分析シートが印象的でした」
という一言が、採用会議での強力な残像効果になったそうです。
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自己分析シートの作り方ポイント

実際に作ってみると分かりますが、自己分析シートがいきなり完成する事は残念ながらありません。
その理由として、今自己分析ができていない人が1人で一発で終わらせれれるような簡単な物ではない事や、日にちが経つ事で価値観が変わっていくからです。
最初は自分の思いを箇条書きにしてみると、意外とまとめやすくなりますし、ジャーナリングといった方法もかなり効果的でした🖋
渡すタイミングと伝え方のコツ
私の経験ですが、この自己分析シートを渡すタイミングとして効果が高かったのが、面接序盤です。
特に自己紹介の後や、会話の波を引き寄せたいと感じた時などに渡す事で、その場の空気を切り替える効果や、対面で緊張する人にとっては、面接官の注目を自分から離す事ができるのでお勧めの方法です。
渡す際の言葉としては、
「私の事を少しでも知っていただければと思い、自己分析を行った際の資料を持参いたしましたので、よろしければご確認ください。」
と伝えながら提出する事で、相手にも興味を持ってもらえるかと思います。
自分の強みを見える化するツールを使おう
「でも、自己分析をどう書けばいいか分からない」「うまく言葉に出来ない」という方も多いと思います。
そんな時に役立つのが、ストレングスファインダーです。
ストレングスファインダーとは、アメリカのギャラップ社が提供している世界で最も使用されている自己分析ツールであり、Apple社やgoogle社でも社員の適性を測る際に使われている自己分析ツールです。
「自分で書き出すのが苦手」
「上手く作成できるか自信がない・・・」
そんな方には質問に答えるだけで、簡単に完成度と信頼度が高い自己分析シートが作成できるストレングスファインダーがお勧めですよ。
更に詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください👇
ちなみに、私の上位気質はこちらになります👇

まとめ
自己分析シートは、「自分を売り込むための資料」だけではなく、
一緒に働く姿をイメージさせるツールです。
まだこの方法はあまり知られてないからこそ、他者との差別化ができる方法であり、話すのが苦手な方でも前もって準備ができる自己紹介ツールです。
また、面接の際に感じる気まずい緊張感も、自己紹介ツールを渡す事で、会話の糸口となる可能性があります。
面接官の記憶に残るあなたらしさを伝えることで、他者より1歩進んだPRを行って合格を勝ち取りましょう。


